ワークブースの選び方
ワークブース、テレワークブース、フォーンブース、リモートブースなどど様々な呼び方をする個室型ブースですが、選ぶ際に考慮すべき要素として、以下があります。
- 金額
- デザイン
- 大きさ
- 遮音性
これらの観点をふまえ、ズバリおすすめのワークブースをご紹介します。
価格と性能のバランスならサンワサプライの「CONBOX」
コンピュータの周辺製品でおなじみのサンワサプライからリーズナブルかつ十分な機能を備えたワークブースが販売されています。
壁の素材には調音剤が内臓されており、外部の騒音62dBを52dBに軽減し、内部の会話60dBを50dBに軽減します(※東京鋼鐵工業測定値)。ただし天井部は開口タイプとなっているので、完全密閉ではありません。
内部の天板にはコンセントが2個口搭載されていたり、オプションでLED照明(¥17,380)をつけられたりと、ワークブースとしての標準的な機能は備えており、迷ったらコレにしておけば間違いないと言える品質です。
木のぬくもりを感じるなら「WOOBO」
数あるワークブースの中で純粋な木製なのはおそらくこちらのWOOBOだけで、他のブースとはデザイン面で一線を画す存在です。オフィスや自宅のテイストにあわせておしゃれな空間を演出できるのが最大のポイントとなっています。
その他の機能面でもUSBとコンセント1個口を備えた電源ポートやダウンライト・デスクライト・フットライトの3種類の照明など、機能面でも十分なクオリティがあります。
サンワサプライの「CONBOX」同様に天井部は開口タイプですが、オプションで吸音材付き天井板(¥44,000)をつけることができるので防音性の強化ができます。
また、価格面でもご紹介する3商品のうち最安値の¥495,000(税込)となっており、導入ハードルは最も低いと言えるでしょう。
国産ハイエンドなワークブースならオカムラの「TELECUBE」
こちらは大企業向けのハイエンドなワークブースです。1人用から4人用まで選ぶことができ、荷重分散板やマルチコンセントユニットなどさまざまなオプションもあることから、どちらかというとオーダーメイドに近いかもしれません。
機能面でいうと遮音性はもちろんのこと、素材にはスチールや不燃クロスを用いているため防火性能も高いです。さらには人感センサーにより起動する換気ファンなどウイルス対策機能も充実しています。
カタログでも金額が公開されていないため、具体的な金額を知りたい場合は資料請求と見積もりを行う必要があります。同社の他製品から推測するに、おそらく1人用の最もコンパクトなタイプでも200万円程度はすると思われます。
フィンランド発の世界的ワークブース「Framery(フラメリー)」
Framery(フラメリー)はフィンランドのオフィス家具メーカーで、ワークブースのパイオニア的存在です。世界70ヵ国、20,000以上の導入実績を誇り、有名企業ではMicrosoftやPuma、Teslaなどが顧客となっています。
性能は最高クラスで、遮音性、防火性、換気性能など申し分ありません。また、人感センサーや電源まわりなども十分な機能を満たしています。
筆者はこちらの商品を日常的に使っているのですが、遮音性能と換気性能には特に満足しています。複数人で利用する際には特に換気性能が気になりますが、実際に使ってみると騒音も感じることなく、よく換気されていることがよくわかります。
また、フィンランド企業ならではのデザイン性も大きな魅力で、オフィスの景観を邪魔するどころか、むしろ空間におしゃれさを生み出してくれます。
1人用の「Framery O」と2~4人用の「Framery Q」の2種類の展開です。
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商品名 | CONBOX | WOOBO | TELECUBE | Framery |
特徴 | 性能と価格のバランス | 唯一無二の木製デザイン | 国産ハイエンド | 世界で最も有名なブース |
メーカー | サンワサプライ | KIJIN | オカムラ | Framery |
サイズ | 幅105×奥行100×高さ190cm | 幅105×奥行133×高さ183cm | – | Framery O 幅100×奥行100×高さ221cm Framery Q 幅220×奥行120×高さ222cm |
形状 | 天井開口型 | 天井開口型 | 完全密閉型 | 完全密閉型 |
価格 | ¥643,500 | ¥495,000 | – | Framery O ¥1,925,000~ Framery Q ¥4,686,000~ |
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